地下室
1997年7月某日。
「浅見、どこ行く」
頭をタオルで覆った直人が、腕で額の汗を拭いながら不機嫌な声で呼びかけた。重そうなダンボール箱を抱えた竜也は、立ち止まって一旦箱を膝で支え、持ち直してから振り返る。
「これ、地下室に。向こうの部屋、箱でいっぱいなんだ、全部地下室にって言われた」
竜也が視線で示した先には、開け放った縁側から、コの字型のこの家のだだっ広い仏間が見える。なるほどそこには、竜也が今抱えているダンボールと同じような大きさの箱が積み重ねられていた。直人は顰めっ面のまま、コメカミに流れてきた汗を拭った。
「今日中に終わらなきゃ、バイト代パァなんだよな」
「うん、まあ、そういう約束だから…。大丈夫だよ直人!あと6時間もあるんだから!絶対終わるって」
明るく言って、竜也は持っていた箱を一旦畳に置いた。汗で滑る手をGパンになすり付けてから、再び抱え上げて歩き出す。その背中に向かって直人は
「おい、帰りに踏み台とか三脚とか、あったら持って来い」
「え?まだ三脚要る?」
「あの天袋、まだ蒲団でいっぱいだぞ」
大きなため息を吐く直人に、竜也は苦笑して
「大丈夫だって!」
もう一度言って、地下室へ向かった。汗が顎を伝ってダンボール箱に落ちた。
竜也と直人は、全面的な建て替えを計画しているこの日本家屋の片付けを、3日間で終えるという約束で雇われていた。竜也が祖父を通して知人に頼まれたと言って直人を誘ったのである。プロの引越し屋が見積もったら何人のスタッフが派遣されて来るのだろう、などということを暑さでぼんやりした頭で考えながら、竜也と直人はひたすら食器を包み、衣類箱を積み上げ、家具を運んだ。3日間でやりおおせたら一人10万、割の良いバイトなのは確かだが、人気のない広い屋敷に二人きりで3日も通い詰めて、そろそろ何かが限界だった。最初こそいつもどおり一人でにぎやかだった竜也も、蒸し暑さと重労働による疲労が肌にべったり貼り付いているようで、直人が落ち着かなくなるくらい寡黙になっていた。
「世界中に俺たちしかいないみたい」
2日目、昨日の昼休み、といっても、作業に一区切り付けるまでと頑張っていたら2時を大きく回ってしまっていたのだが、開け放した縁側で庭を向いて2人並んで腰掛けた時、竜也は呆けたような微笑と共に言ったのである。
「気味の悪いこと言うな」
直人は実際、肌を粟立たせて呟いた。言葉の内容も去ることながら、竜也の生気のない表情が不気味だった。直人の前で、竜也はいつもバカげたほどに快活でなければならない。どんな軽蔑も罵倒も、その陰影のない笑顔で跳ね返さなければならないはずなのだ。
「すごい静か」
コンビニから買ってきた麦茶のペットボトルのキャップを、竜也は時間を掛けて捻りながら言った。まだうすく微笑んだままだ。慣れない重労働の所為で竜也の手は小刻みに震えているのだった。
直人は引越し屋でアルバイトしたこともあるし、竜也よりダメージは少ない。しかし経験があるだけに、夏の仕事の辛さを始まる前からありありと思い浮かべて最初から憂鬱だった。そしてそれ以上に、竜也に仕事を紹介されたことにどこかしら屈辱を感じており、そんなことを屈辱に思う自分にさらに腹を立てていた。竜也も直人も同じだけ労働するのであり、その労働の対価は雇い主から平等に支払われる。竜也と直人の立場には何も違いはない。どうして屈辱など感じる必要がある?
「明日で終わる」
日常から少し逸脱した大音量で直人は言い、竜也がフィルムをうまく剥けないでいるコンビニおにぎりを引ったくってガツガツと食べた。
建物は全部取り壊して新しい家屋に建て替えるが、地下室は今のまま残して建て替え後も使うということで、こまごました荷物はこの地下室に移動するように家主から言われていた。地下室はひんやりとした石造りで、竜也の靴音が硬くこだまする。竜也は先ほどから何度も脚を運んだ、この40畳はあろうかという地下室を勝手知ったる足取りで進んで行き、既に幾つもの箱は積み上げてある一角に持って来たダンボールを置いた。そして数分を費やして三脚を探し出し、肩に担いで再び階段を昇る。
その時、足許を何かが影のように駆け抜けた。
「え?」
弱い電球の灯りを頼りに目を凝らすと、たった今竜也が新たに積み上げた箱の前に黒い猫が座っている。
「あれ?このお家の猫?」
人間の子供に話し掛けるように自然に笑顔を作って、竜也は話し掛けた。猫は置物のように端然と座ったまま動かない。
「おいで、ここ閉めちゃうから、真っ暗になっちゃうよ?ほら、おいで」
竜也は優しく手招きしたが猫はやはり動かない。猫は明るかろうが暗かろうが関わるまいから灯りは消してしまってもいいとして、扉を閉めてしまって良いものかどうか竜也はずいぶん迷った。しかし幾ら呼び掛けても猫に動く気配はないし、開け放しておくのも気が引けるので、またすぐにダンボール箱を運んでくるのだからと、竜也は「ごめんね」と言ってから地下室の扉を閉めた。
直人は今日は朝からずっと、昨日までに空にした家具の中で、もう廃棄していいと家主から言われた家具を取り壊している。黒ずんだ桐の箪笥、ガラスにヒビの入った黒檀のサイドボード。脚ががたつく秋田塗りの座卓、鏡の端が腐食している桜材の鏡台。軒下に運び出した古めかしい家具たちを、金槌で叩いて解体する。いや、破壊する。頑丈な板と板の接合部を内側から金槌で打ち付けると、怖いくらい大きな音がして、やがて諦めたように家具は木材へと解けていく。板の山になり果てた家具の骸をガムテープで束ね、勝手口まで運んでおく。ここから先は別の業者の仕事だ。
まだまだずらりと並んだ用無し家具の軒下まで戻って、直人は室内に竜也の姿を探した。
「遅い」
わざと声に出して呟き、金槌を拾い上げようと腰を屈めた瞬間、直人は人の気配を感じて背を伸ばした。
「浅見?」
しかし、視界の端から端まで、やはり誰もいない。襖の陰にでも隠れているのかと思い、数歩歩いて視線の角度を変えても、同じことだった。
「浅見?」
さきほどより何故か声を潜めて、もう一度呼んでみる。たしかに人の気配がしたのだ、それは間違いない。家人は夜まで帰らないという話だったが、忘れ物でもして引き返して来たのだろうか?或いは直人に声のひとつも掛けたのだけれど、解体作業の騒音に紛れて直人の耳には届かなかったのかもしれない。
もう一度室内を見回して、ついでに庭も一通り見回して、直人はそう納得することに決めた。竜也なら直人の呼びかけに返事をしないことなどありえないし、この屋敷にはついさっきまで、竜也と直人の2人しかいなかったはずなのだから。
三脚を担いで冷たい地下室から出てくると、開け放した窓から射す夏の光に目が眩んだ。何秒間か立ち止まって瞬きしていると、襖の向こうに人の気配を感じた。直人は庭で家具の解体をしているはずだが、もう終わってしまったのだろうか?あの量を?
「直人?」
襖を開けて声を掛けてみるが、返事はない。しかし、そこに誰かいたのは間違いない、気の所為で片付けられない濃厚な気配の余韻がまだ残っている。
「直人、三脚ここにおいとくよー?」
アルバムのダンボール箱が置いてある部屋は、竜也が今いるこのすぐ右手なので、竜也は大きめの声で直人に呼びかけて三脚を襖の中へ置き、すぐにまた地下室へ荷物の移動に向かった。
竜也が地下室に戻ると、もう黒猫はいなくなっていた。奥に入って行ってしまったのだろうか、猫を置き去りに戸を閉めた判断はまずかっただろうか?
「にゃお〜ん」
さっきと同じ場所にまた重い箱を重ねながら、竜也は猫の声色で呼びかけてみる。電灯の届かない地下室の四方へぐるりと目を凝らしても、猫がやって来る気配はない。この家が猫を飼っているという話は聞いた覚えはないし、あの黒い猫は首輪をしていなかったような気もする。しかし余りにも悠然としていた態度から、勝手にこの家の飼い猫だろうと思ってしまったのだったが、もしそうでなかったら少々困ったことになるかもしれない、と、竜也は今頃焦りを覚えた。もしあれが野良猫で、この地下室の中の荷物で爪研ぎでもしてしまっていたら。或いは、おしっこでもしてしまっていたら。
「おーい、出ておいでー。出てきてよぉー。閉じ込めちゃうよ〜?にゃ〜ん」
ほぼ正方形の隅から隅へ、竜也が腰を屈めて猫を探し回っていると、背後でがさがさいう音が聞こえた。マズい、箱でも引っ掛かれたか?と竜也が慌てて振り向くと、積み上げられたダンボール箱のいちばん上の箱が、封じてあるガムテープを内側からバリっと持ち上げて蓋が開き、中から猿が出てきた。
猿は人間に良く似た仕草で箱の縁に両手をかけて脚を一本ずつ外へ出し、するすると箱の山を下って竜也の足許までやって来た。およそ竜也の腿辺りに猿の頭がある。猿は竜也を見上げ、竜也は猿と目を合わせた。そして猿はぺたぺたと地下室から出て行った。
その人間のような獣のような後姿を見送ってから、竜也は猿の出てきたダンボールに歩み寄り、その空っぽの中身を覗き込んだ。そしてもう一度、猿が出て行った階段を見る。このダンボールは乱暴にアルバムが放り込んであったのを今朝竜也が荷造りし直し、ガムテープで封をしたのである。猿なんか入っているはずはないのだ。
「俺は行くよ」
「あら、そう?あたしはここが好き」
「閉じ込められちまうよ」
「かまやしないわ」
「そうかい?残念だな」
「ええ、さよなら」
今度ははっきり人の声を聞いた。直人は金槌を振るう手を止めて顔を上げる。
あわただしく靴を脱いで縁側から部屋へ上がり、2箇所の襖を開けて室内を確認し、戸障子を開けて庭を見回しても、誰もいない。
直人は奇妙な不安に駆られた。一体この屋敷には、直人と竜也の他に人がいるのかいないのか。それをはっきりしてくれないと、直人は心を落ち着かせることができない。
そこまで考えて、何故だ?と、自問せざるを得なくなる。何故、自分たち以外の人間がここにいるかいないかに、直人はここまで拘らなければならない?
例えば大学で竜也が纏わりついて来る時、他学生の目の前で、直人は竜也を素っ気無く撥ね付ければいい。例えば一人暮らしを羨んで竜也が直人の部屋に押しかけて来る時、誰の視線も憚らず、直人は竜也を邪険に受け入れればいい。
つまり、直人は今、竜也との距離を定められなくなっている。他者の視線があるのかないのか、それが直人の竜也への意識に大きく関わっていることに気付かされ、直人は唇を噛んだ。
夢でも見ているような足取りで、竜也は地下室から上がった。ほとんど惰性で次のダンボール箱を抱え上げ、地下室の階段まで来て足が止まる。
猿。
階段を降りきったところに電気のスイッチがあるので、見下ろす地下室はまだ暗い。竜也の背後から差し込む陽光が階段のほぼ3分の2まで照らしているが、その先に何があるのか、ここからはまるで見えない。この階段がどこまでもどこまでも続いていたらどうしよう?
何故か竜也はそんな不安に駆られて、いつまでも一歩を踏み出せなかった。
その時、覚えのある影がまた足許を駆け抜けた。
「え?」
竜也は反射的にそれを追って走り出した。
「にゃおーん?」
目を細めて必死に階段を見極め、最後の段と思しきところで箱を下ろして手探りでスイッチを探す。パチン、という音と共に地下室がぼんやりと照らし出されるが、竜也の視界に黒猫の姿はない。
「待って、にゃんこ!行かないで、入っちゃダメ!!」
猫が走り去ったと感じた方向に向って、竜也は呼びかけながら小走りに走り出した。
「浅見?」
たかが三脚一つ探すのに、いったいどれほど掛かっているのだ。直人はイライラと竜也の名前を呼んだ。
直人の知っている竜也は、直人が何か依頼すれば、自分の作業そっちのけで直人に応えようとするはずだった。そういう竜也の性分を鬱陶しいと思いつつ、しかし当然の権利として直人は期待している。随分身勝手なことだとは思うが、竜也とはそういう存在であり、直人とはそういう人間なのである。
何かを吹っ切るように頭を振って、直人は家具の解体を再開する。室内なら少しでも涼しいように思えて、この解体作業を中断する口実がほしくて三脚がほしいと思っただけだ。けれど、そんな甘えた考えは捨てなければならない。終わらせなければならないことを、先延ばしにしても詮無いこと…
柱に立てかけてあった、脚の足りない組み立て式テーブルに手を伸ばした直人は、視界の隅に三脚を見つけて動きを止めた。首を傾げて数秒それを見つめ、それから部屋に上がって小走りに駆け寄る。直人の竜也に対する認識が間違っているのだろうか。目の前の仏間の襖も開いていて、そこには竜也が運んでいたと思しきダンボール箱が、まだ山と積まれている。
「なにをちんたら…」
直人は独り語ちた。三脚を直人の目の前まで届けないのも、箱の片付けがまるで進んでいないのも、竜也にしては手際が悪すぎる。竜也なら、直人の思っている竜也なら、こんな単純作業は急いで済ませて、直人の元へ三脚を届けがてら直人を手伝おうとするはずだ。
直人はふと背後を振り向いた。またしても、誰もいない。誰もいないのだけれど、妙に背後が気になった。直人は今度こそ謂れのない不安に耐え切れなくなる。らしくない竜也も、姿の見えない家人の気配も、そして直人自身の過剰な意識も、直人を不安にさせていた。
「浅見、いい加減にしろ!!」
この不安を解消する方法はひとつしかない、と、直人は竜也がいるはずの地下室へ急いだ。
竜也は全身から冷や汗が吹き出るのを感じていた。
広い地下室だとは思っていたけれど、いくらなんでもこんなに広いはずはない。竜也はさっきから、ぎりぎりで視界に入る程度の淡い黒猫の影を追って、もう10分以上も全力疾走に近い速度で走り続けている。周囲は薄闇に溶けて、竜也は今自分がどこにいるのか確かめる術がない。
黒猫。
あの猫を見失ったら、二度と元いた場所へ戻ることができなくなるような気がして、竜也は必死にその小さい背中を追いかけているのだったが、あの黒猫に尾いて行ったからといってここから抜け出せるという保証もないのだ。
ここ?ここってどこ?地下室?ここが?こんなに走っているのに、まだ俺はあの地下室の中にいるっていうのか?でも、地下室でないとしたら、一体ここは…?
「浅見?」
細長い階段の下の薄暗い地下室は、直人の侵入を阻んでいるように感じられた。直人の頭の上にある窓からの明りだけでは、階段の下まで照らし出すことはできないらしい。階段を降りて行って竜也を探せばいいだけのように思えるが、しかし直人にはどうしてもこの階段を降りる決心がつかないでいた。
「浅見!何してる!?早く来い、今日中に終わらねぇぞっ」
直人は階段の縁に手を掛けて、自分の体を階段の中の闇に触れさせないように注意しながら、必死で竜也に呼びかけた。
「浅見!浅見ッ!!おい、返事くらいしろ!!」
何度もそんなふうに必死に竜也を呼ぶ自分に、段々訳のわからない苛立ちが募ってくる。どうして自分はこんなにも、浅見竜也を必要としている?
「おい、浅見ッ!!いい加減にしろ、早く来い!!」
ドン、と、力任せに地下室の壁に拳を叩き付けた。現実の竜也さえ目の前に現れれば、直人の不安定な感情は解消される気がした。
ドン、と、ものすごい振動が竜也の鼓膜に伝わった。闇雲に黒猫を追って靄の中にいたような思考が、瞬間クリアになる。
「直人…」
竜也は立ち止まり、辺りをきょろきょろ見回して、何も見えない不安に前進の毛が逆立った。
「直人!」
遠く直人の声が聞こえた気がして、縋るように竜也は直人の名前を呼んだ。
『この世で直人とふたりきり』
昨日、漠然とした予感のように呟いた言葉にありったけの恐怖が煽られる。どうしてオレはここにいる?どうしてオレはこんなに不安なんだ?ここはどこ?直人はどこ?オレは……?
「直人!!」
精一杯の大声で呼びながら、竜也は自棄のように、今まで走っていたのと正反対と思える方向に向かって走り出した。
「直人、どこにいるの!?返事してよ、オレを呼んでよ、直人ッ!!」
再び、ドンという振動と、今度こそ遠いながらはっきりした直人の声。竜也は耳を澄ませ、直人が自分に呼びかけている場所はどこか、自分が走った道はどれか、五感を最大限に張り詰めて探った。
「直人!!直人ッ!!」
「浅見!!」
均一にうっすらと明るい地面の、一部分だけほかよりも強い光が指している場所を見つけて、竜也は残った力を振り絞った。足を進めれば進めるだけ、着実にその光は近づいて来る。
「直人、直人!!そこにいる!?そこにいるんだろ!?」
『浅見!!早くしろッ!!』
直人の声が聞こえたと思った。竜也は必死に走った。階段が見えた。
「浅見!!」
直人の声が聞こえた。竜也は階段を駆け昇った。
「直人ッ!!」
ガラス越しに射す太陽の光を感じた。竜也は地上に帰還した。
「このノロマ!!何してたんだ、お前、なんで……っ」
階段から転び出て全身で呼吸しながら仰向けに寝転がった竜也の、真上から直人はいきなり怒鳴りつけた。竜也は直人の怒号などお構いなしに、直人のTシャツの裾をきつく握った。
「あ……、直人、……ここに、いた、んだ……」
竜也は無邪気に安堵の表情を浮かべた。直人は何も言えなくなった。
直人も竜也も、なんとなくもう独りきりで作業しようという気になれなくて、二人はそれからぴったりと一緒に作業を進めた。地下室に運ぶべき荷物は不要な家具がなくなって広々した軒先に積み上げて、最後にゴミ袋を防水シート代わりにびっしりと被せた。
家主に挨拶して、きれいに片付いた屋内を褒めてもらうと、2人は言葉少なにこの大きな古い家を後にした。
予定通りのバイト料を手に入れた二人は、その夜、強かに酔った。
予定されていた5ヵ月後の建て替え工事落成を待たずに、あの家は火事に遭って焼け落ちてしまったらしい。地下室はどうなったのだろうか、と、ニュースを聞いた時竜也はぼんやりと思ったのだった。
いやー、やっぱりこんなんなってしまいましたよ…。
直人と竜也の話って、どうしても、こんなふうにピリピリしてしまいます…。
なんだかなァ、と自分でも思いつつ、でも、こういう2人しかわたしには書けません。
・・・と青髭さんはおっしゃっておられますが、私はやっぱりこのお話、「微笑ましい」って思いました。
何と言っても、最後、大きな男の子が二人ぴったり寄り添ってビビリながら作業してる様子が、可愛らしくて、可愛らしくて・・・(笑)。
(絵的に想像すると・・・ね?カワイイでしょう?)
こういう妙な感じの力関係の二人が、同じバイト料稼いで、二人でやけくそのように酔った夜、っていうのも想像すると楽しいです。
この二人、けっこう飲めそうなんだけど、いくら飲んでも変わらない、というタイプじゃなくて、どちらもへべれけに酔いそうな気がする。
二人で飲んで、酔っぱらったらどうなっちゃうんでしょう?!
なんかそれ、想像すると、またまた楽しくなっちゃったなあ!
青髭さん。ほんとにほんとにありがとうございました!(Nanase)
青髭さんとNanaseさんのコメントは、2003年4月に青髭さんからNanaseさんへこのお話が贈られた時のものです。
(2004年12月 樹里より)
青髭さんは、怖い話が上手いなあ。
竜也の存在を意識しすぎの直人の微妙な心情って、こんな感じだろうなあと思いました。
そして確かに、2人でお酒飲んだら、酔っ払ってクダを巻いてそうな気がします(笑)。
頂き物の目次へ